「情熱プログラマー」から、プログラマとして心に刺さった言葉

開発者を探す僕のレーダースクリーンにうつること以外に、実際の仕事で利用できそうもない非主流の周辺テクノロジに投資する意義が何かあるだろうか?
採用責任者である僕にとって第一の理由は、志願者が好奇心を持っているってことがわかる点だ。志願者が自己啓発と純粋な楽しみのために何かを学んだとわかれば、僕はその人が自分の職業に対して意欲的な人物だと判断する。ある主流じゃないテクノロジについて、それを見たり使ったりしたことがあるかどうか誰彼なく訊いて回った。「私はそんなものに取り組む機会を与えられたことがありません」という答えが返ってくるばかりだった。
機会が与えられるだって!そんなの僕だってなかったよ!僕は学ぶ機会を自分でつかんだんだ。
自分の知性に投資しよう - 情熱プログラマー

結局のところ、インディー・ジョーンズが聖杯を探し出す機会を拒めなかったのと同じように、僕も自分が本当に好きな事に自ら取り組むチャンスに背をむけることはできなかったーもう1つの選択肢ががどれだけ安全であっても。僕が年老いて臨終の時を迎えたら、自分の人生を振り返って、「確かに安全だと思った」ではなく「あれは冒険だった」と言うつもりだ。
GitHubに専念するためにMicrosoftからの30万ドルを断った - 情熱プログラマー(コラムから)

ほかに何も知らないことがスペシャリストだって勘違いしてるんじゃないか
スペシャリストになろう - 情熱プログラマー

プログラムの書き方を学んだのは自分でコンピュータゲームを書きたかったからだ。バーから夜遅く帰宅すると、Gopher のサイトを朝までブラウズしてプログラミングのチュートリアルを読んでいた。それから眠って起きて、よるに演奏に出かけるまで、またプログラミングの勉強を続けた。大好きなコンピュータゲームや食事で勉強を中断しても、またすぐに Gopher やいろいろなコンパイラをいじって過ごした。
愛せよ、さもなくば捨てよ - 情熱プログラマー

僕が何年も一緒に仕事をしているとても優れたソフトウェア開発者のなかには、顧客よりそのビジネスに詳しくなってしまう人が少なくない。結果として良い製品ができあがる。自分がかかわっているビジネスに疎い人は、その分野の基本的な知識さえあればすぐわかるような馬鹿らしい間違いを見逃すことがある。その上、その分野について理解している同程度の開発者に比べて仕事が遅い(会社にとってもコストが増加する)。
魚の釣り方を学ぶ - 情熱プログラマー

僕らの業界でも、もっと練習の時間が必要だ。国内にいるプログラマはオフショアのチームに比べて品質の高いコードを作るっていう言い訳をよく聞く。これからも品質という基準で戦うつもりなら、実務で練習するという考え方は捨てなければいけない。
一に練習、二に練習 - 情熱プログラマー

彼はマネージャには何も告げずデイリーヒットの追跡調査を始めたんだ。彼の目標は、毎日マネージャに報告する目立った成果ー自分が所属する部門のために提案したり実装したりしたアイディアーをあげることだった。
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頻繁にヒットを追跡調査すると、足踏みしなくなる。毎日1つヒットを生み出そうとしたら、仕事を仕上げるのに2週間も費やせない。こういう考え方や働き方は、本格的な生産活動というより、むしろ習慣になる。そして、単体テストがパスしたことを示すテストスイートの緑色のバーに耽溺する開発者のように、その日のヒットを飛ばさなければ落ち着かなくなるだろう。
デイリーヒット - 情熱プログラマー

どんなふうに創造力を働かせれば会社の金を節約できるだろう?どうすれば開発チームをもっと効率化できるだろう?君が作っているソフトウェアのエンドユーザについても考えてみよう。そうやって自分の価値を上乗せできそうな場面を探し出すと、びっくりするぐらい見つかるものだ。見つかったら実践しよう。給料の2倍を忘れるな。年間ですくなくともこの数値を上回るまで決して逃げちゃいけない。
自分にどれだけの価値があるか - 情熱プログラマー

誰も自分の代わりになれないと感じるのは悪い兆候だ。ソフトウェア開発者がそう感じるのは、なおさらたちが悪い。誰も代わりを務められないってことは、おそらく、ほかの開発者には真似できない独自の方法で責務を遂行している。僕らは皆、自分には何かしら特別な天賦の才能があると思いたがるが、代わりの人なんて存在し得ないと誰もが納得する本当に無比のソフトウェア開発者は一握りしかいない。
バケツ一杯の水の中の小石ひとつ - 情熱プログラマー

仮に僕が君に10万円を手渡してコーヒーを1杯持ってくるように頼んだとしよう。君が10万円を使ってしまって、しかも手ぶらで戻ってきたら、僕はがっかりするだろう。本当においしいコーヒーを持って返ってきてくれた場合でも、戻ってくるまでに2時間かかったとしたら、やはりがっかりするだろう。逆に、お金を全く渡さずにコーヒーを持って返ってきてくれただけで心底感謝するだろうし、そのまま戻ってこなかった場合でも仕方ないって理解を示すはずだ。プロジェクトの仕事は、この例でいえば前者だ。保守作業は後者に似ている。
保守作業の真価を知る - 情熱プログラマー

「できません」の乱発はいけない。なせばなるっていう精神はやはり高く評価されるし、少し背伸びした目標を掲げるのもいいことだ。必ず出来るという確信はなくても、試しにやってみたいという意欲があるときは、その希望をそのまま伝えよう。「簡単にはいかないと思いますが、とにかくやってみようと思います」というのも素晴らしい返事の一つだ。
できないことは「できない」とはっきり言う - 情熱プログラマー

君の仕事は、ITという非情な分野について顧客のツアーガイドになることだ。不慣れな場所で道案内をしてもらった顧客は安心する。名所を見せ、怪しげな裏通りを避けて、彼らの行きたがっている場所に連れて行くんだ。
アドベンチャーツアーガイド - 情熱プログラマー

小さな変化でもいい、単体テストに力を注ぎ会社の無知なプログラマがテストのやり方を見習うように仕向けるとか。あるいは、これまでより安くて速くて優れたシステムを実現する新しいテクノロジの導入といった、もっと大きな変化をもたらせるかもしれない。
君に信念がないと、こういうことはできない。会社の連中が間違った事をするのを傍観していられない。改善の余地があるなら君が変えなければ。
世界を変えよう - 情熱プログラマー

オープンソースに寄与することは技能の証明になる。本格的なコードを書き、本格的なプロジェクトに寄与すれば、何かのテクノロジについて知識があると主張するだけよりずっと説得力がある。履歴書に RailsNant と書くだけなら誰にでもできる。でも、 Rails コントリビュータや Nant コミッタと書ける人はごくわずかだ。
- 情熱プログラマー

Godin は目立つために必要な事を紫の牛(Purple Cow)というフレーズで暗示している。最高の牛でも最も乳の出が良い牛でも最も美しい牛でもない。紫の牛なら、最高で最も乳の出が良くて最も美しい乳牛の群れの中でもひときわ目立つだろう。その群れを見た人々が真っ先に話題にするのは、まさにこの紫の牛のはずだ。
では、実際問題として、どうすれば紫の牛と同様の効果を生み出せるだろうか。何かの課題に精通するだけでは足らない。それについての本を書こう。1週間かかっていた作業を5分間に短縮するようなコードジェネレータを作成しよう。同僚たちの間だけで尊敬されるのではなく、セミナーやワークショップを開催することで、自分が力を入れているテクノロジの(地元の都市での)第一人者になろう。以前は不可能だと思っていたことを次のプロジェクトでやってみよう。
群れの中で安住しちゃいけない。自分から人々が話題にせずいられないことを実行するんだ。
目立つこと - 情熱プログラマー

たとえ今日の波の最前線に立っていても次の波には既に乗り遅れてるってことを認識してほしい。すべてはタイミングだ。今何を勉強すべきかを先取りして考えてくれ。今できないことのうち、2年後には何ができるようになっているだろう?ディスク領域がただ同然に安くなったらどうなるだろう?プロセッサ速度が2倍になったらどうなるだろう?僕らはなにについて最適化を気にせずに済むようになるだろう?そういうい変化によって流行はどんな風に変化するだろう?
既に時代遅れである - 情熱プログラマー

ソフトウェア開発は、やりがいがあって、しかも報われる仕事だ。芸術活動のようにクリエイティブでありながら、(芸術とは違って)具体的で数量化できる価値を生み出せる。
ソフトウェア開発は楽しい!
楽しもう - 情熱プログラマー


情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

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