フリーソフトウエアライセンスについてメモ

ちょっと前にiStacってソフトをGitHubで公開したんだけど、ライセンスを決めなきゃなーと思いつつ放置しっぱなしだった。
で、最近はVimperatorにはまってしまいiStacの方は放置気味だったけど、CodeReposのアカウントももらったことだしVimperatorのプラグインを作って公開してやろう。と思ったので、とりあえずオープンソースのライセンスについてしらべた。
結論としては「修正BSDライセンス」が縛りが少なくて良さそうな感じ。(と思ったけど、「修正」の表記がNewとしたらいいのかModifiedとしたらいいのかとか、そもそもつけなくてもいいのかとかよくわからなくなったので、結局はほぼ同じ内容のMITライセンスにすることにした。)
一番参考になったのはやはり、まつもとゆきひろさんによる「フリーソフトウェアライセンス診断」。

参考リンク

Matzにっき(2003-06-08)
フリーソフトウェアライセンス診断が掲載されているページ
知って役立つOSSのライセンス
そもそも著作権とはなにかという初歩的な点から始まって、代表的なオープンソースのライセンスについての説明がありとても分かりやすい内容。
オープンソースの定義とライセンスを理解する - ITアーキテクト
上記と内容は似ている(著者が同じ)が、さらに詳細な内容になっている。
licenses - Open Source Group Japan Wiki
さまざまなオープンソースライセンスのライセンス条項の日本語訳が公開されている。
さまざまなライセンスとそれらについての解説 - GNU プロジェクト - フリーソフトウェア財団 (FSF)
さまざまなライセンスについての解説。GPLと互換性があるかどうか、コピーレフト(改変されたプログラムもフリーかどうか)かどうかというような観点で解説されている。

追記:2009.1.17 BSDライセンスと修正BSDライセンス

この2つの違いは「バークレー大学の宣伝文句を含める必要があるかどうか」
元々のBSDライセンスにはライセンス条項として、ソフトウエアを広告媒体に掲載する際に"このソフトウエアにはバークレー大学で開発したものが含まれている"というような文言を入れないといけないことになっていたらしい。実際には"バークレー大学"で開発したものが含まれていなくても。
で、その条項がイロイロと問題を引き起こしたので、その条項を削除したのが"修正"BSDライセンスということらしい。
詳しくは以下を参照。